【基本的な性格】
八方美人タイプは基本的に「いい人」として周囲からは評価をされています。
上司からは「真面目で上司の言うことをよく聞く部下」と思われていますし、両親からも「いい子」と思われている可能性が高いでしょう。
しかしおそらく自覚はあることと思いますが、八方美人タイプは世間体が良いだけで実際に決して優しい人間でも真面目な人間でもありません。
本当に優しい人間は「人を助けること」にやりがいを感じますが、八方美人タイプは「世間体的に助けなければならない」というプレッシャーで助けているだけなのです。
また真面目さも同じで「人から責任追及をされないため」に真面目なふりをしているだけで、何か大きな夢があるようなわけではありません。
もちろん第三者目線で見れば、その理由がなんであれ真面目で優しいことに変わりはありませんが、本心からの優しさや真面目さではないので膨大なストレスを抱えている傾向があるでしょう。
どれほど人から「真面目だね」「いい子だね」と褒められても、本当の自分を褒められている気がせず、一向に自己肯定感が上がらないのです。
【恋愛と結婚】
超消極的なタイプです。
決して恋愛に関心がないわけではないのですが、自分に自信がないので自分から積極的にアプローチをすることが出来ません。
また自信がないため、自信満々な人から言い寄られると断ることが出来ずになし崩し的に付き合ってしまうようなことも多いでしょう。
そのため女性であれば「ダメな男にこき使われる恋愛」になることが多く、男性であれば「永遠に成就しない片思い」になることが多いのです。
さらに付き合った後も相手の愛を信じることが出来ず、振られないように相手に話を合わせ続けるでしょう。
最初のうちはそれでも良いのですが、付き合いが長くなってくると相手に「この人は自己保身のために優しいだけで、自分のことを愛してくれているわけではない」ということがバレて破滅を迎えてしまうのです。
非常に酷な言い方になりますが、セフレや浮気相手としては選ばれるものの、本命にはなれない悲しい恋愛が多くなってしまうタイプでしょう。
【仕事の適正】
サラリーマンとして働くことに関しては非常に優秀なタイプです。
言われたことをきちんと守り、真面目にコツコツ仕事をするタイプなので部下としては重宝されることでしょう。また人間関係でも波風を立てないことは天才的に上手なので、社内の人間関係でトラブルを起こす可能性も低いのです。
ただし部下としては優秀なものの、上司としての適性は非常に低いと言わざるを得ません。
性格的に人をリードすることには全く向いていませんし、決断力もないので八方美人タイプが上司になった組織は瓦解するのです。
・向いてる仕事
- サラリーマン全般
- 公務員
- 事務職
・向いていない仕事
- クリエイター
- 起業
- 芸能関係
【人間関係】
八方美人タイプという名前の通り、誰とでもそこそこ仲良くなることが出来るでしょう。
控えめで相手の意見に反論したりしないので、人を不快にさせることがないのです。
しかし八方美人タイプは「そこそこの付き合い」は得意なのですが、「親密な付き合い」は非常に苦手なタイプであるのも間違い有りません。
自分の腹の中を見せることが出来ないので信用されませんし、同意ばかりで自分の意見を言わないので面白みにも欠けるのです。
「狭くて深い付き合い」を望む性格のはずなのに、やっていることは典型的な「広くて浅い付き合い」という矛盾を抱えていると言えるでしょう。
このタイプのキャラクター
千石撫子(化物語)
綾辻詞(アマガミ)
秋山澪(けいおん!)
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